在宅ワークの移り変わり
一昔前、在宅で仕事というと内職でした。子供の頃、友達の家に遊びに行くとその子のお母さんやおじいさん、おばあさんなど家にいる人が皆、何か手作業をしている家がよくありました。
どの家も空いた部屋は段ボールが積まれ、ハンダごてで部品の加工をしたり、布地で小物を山のように作ったり、アニメのセル画の色を塗っていたりといえによって、内職の種類も様々でした。
我が家は両親が共働きだったため、自宅で内職作業を見る機会がありませんでした。しかし、友達の家での光景は今でも印象に残っています。
十数年程前からパソコンの普及とともに、在宅ワークという一つの形態が社会の中で認知され始めました。かつての内職のイメージは一転しました。量をこなす為、家の中に積まれた段ボールはなくなり、暗くて地味なイメージだった在宅ワークは、お小遣い稼ぎやサイドビジネスというライトな感覚になりました。
現在在宅ワークは、家に居ながら稼げるビジネスという位置づけで定着し、主婦がブログを書いてその本を出版したり、サラリーマンが休日に不要なものをネットで売って儲けたなどという話を見聞きします。
手軽に収入を得られるというイメージが一人歩きし、そこだけ見ると自分もやってみようかと思う人も多いでしょう。しかし、一つ一つの作業自体は地味で、根気のいる作業が多いです。ブログならこまめに更新しないと閲覧は増えませんし、ネットショップなら取引相手とこまめなフォローが必要になります。
広告などで在宅ワークはウン十万稼ぐなどと書かれているものもありますが、それを実現するためには相当な覚悟とそれなりの技術が必要です。